大規模伝承データを用いた妖怪伝承の計算論的解析と、生成AIを媒介とした現代の『不可解な経験』の共有・意味形成基盤の創出

ひとつは、怪異・妖怪伝承データベースに収められた 3 万 5 千件超の記録を計算論的な観点から分析し、伝承の分布や偏り、類型を読み直すこと。地名の抽出と地理的な支持範囲の表現、妖怪種と地域の偏りや出典集中の診断、資料間の関連を話題・地域・現象の複数軸に分けた検索を行う。もうひとつは、現代の人が自分の悩みや違和感を外に出して眺めるためのインターフェースとして妖怪を用い、体験から名前と図像を生成する装置を作って展示すること。来場者が語った経験を伝承データベースと照合し、名前・語り・図像の候補を提案して、来場者が選び、直し、あるいは棄却する。結果は感熱紙に印字して持ち帰る。